2018年11月06日
【仁】 低燃費住宅の固定資産評価が気になる。
今年3月初めにお家の引き渡しを行いました。
そして、7月下旬にやっと固定資産価格決定のための家屋調査をしてもらいました。
家屋調査とは、
固定資産税額や都市計画税額を決めるための調査で、
市職員(私の市では資産税課家屋担当)の方が家に来て、家の外観から内部など沢山の項目を調べられます。
つまりは、
「支払ってもらう税額を決めたいので、お家見せて下さ〜い!」
という事ですね
資産評価の方法を簡単に言うと、
建物の外観だったり設備だったりを確認したうえで国が決めた評価基準に沿って点数化し、
その点数を合わせた数値に、築年数による補正や住んでいる市の物価水準なんかが加味されて家の評価額が決まるそうです。
この「点数を合わせた数値」は、再建築費評点数と言うらしく、
同じ場所に同じ建物を建てた場合今ならどのくらいの建築費用がかかるのか、を示した数値だそうです。
実際に購入した金額とは違うって事ですね!!
建物、設備の各点数が高い ⇒ 評価額が高くなる ⇒ 税額が高くなる
ということのようです。
せっかく来てもらったので、家の中を案内しつつ、いろんな質問をしてみました。
屋根の評価は、瓦だと高いんですか?
屋根の素材によって点数が決められています。
瓦だと確かに評価は高くなりますが、一番高いのは太陽光パネルと一体となっている屋根です。
こちらのお家はガルバニウム屋根なので、他の鋼板屋根に比べてプラス評価となります。
→ 後で調べたら、個人住宅用の10kW未満の後付け太陽光発電は評価対象外らしい。
省エネ住宅である低燃費住宅なら、小さい太陽光発電でまかなえるらしいので、影響なさそう☆
窓の種類って、関係ありますか?
シングルガラスだろうと、ダブルだろうと、点数は変わりません。
評価に必要なのは窓の大きさです!
窓が大きいと外壁の面積が減りますから。
→ 低燃費住宅標準のトリプルガラスでも評価は上がらないのね☆
耐震等級が高いと固定資産税が上がりますか?
柱の数が評価に関係しています。
耐震等級が高いという事は柱の数が多いという事なので、
結果的に評価は上がります。
→ 低燃費住宅では一軒一軒構造計算がされて、地震に強いように柱も多いからこの項目では評価は高くなるかな。でも、緑の柱など材質がよくても評価は変わらないって事かな。
内壁って、普通のクロスだと評価は低くなるんですか?
クロスと一言で言っても、機能性クロスなど性能が上がったクロスがありますが、
性能の高さに関係なくクロスは一律クロス貼りとして評価されます。
壁で高い物はタイル貼りです。
タイルが好きだから、、、、と部屋一面タイル貼りのお宅もありますが、評価はかなり上がります。
こちらのホタテ貝の入った漆喰は、珪藻土など左官屋さんが行う塗り壁よりも評価は低くなります。
ただ、クロス貼りも行うので、
点数はクロス貼りよりも高く、塗り壁よりも低いというように評価されます。
→ 評価の基準って、建築時の手間なんかが関係してる感じ。
クローゼットの中を確認していましたが、何を見てるんですか?
家によっては、クローゼットや押し入れ内の壁が内壁とは違う仕上がりになっている事もあります。
壁の仕上がりは評価に関係しているため、確認させてもらっています。
→ 低燃費住宅はクローゼット内もルナルナ仕様だから、評価は高くなりそう。
キッチンの幅を測ってましたけど、関係あるんですか?
使われている設備は、一つ一つ評価されます。
キッチンの間口を確認するのはキッチンの大きさによって点数が変わるからです。
洗面や手洗いの数、トイレの数、お風呂の数など設備の数が多ければ、
それだけ点数は上がります。
→ 設備に関しては施主の希望で変わるので、点数は選んだ設備によって差がありそうですね。
我が家、エアコンが一つなんですが、エアコンの数って評価に影響あるんですか?
取り外しが可能なエアコンは評価に入りません。
なので、エアコンが何台あろうと固定資産評価に影響はありません。
評価に入るものは、家に組み込まれているものです。
例えば、天井付けのような空調システムや床暖房、ホームエレベーターなどは評価されます。
また、給湯器や玄関のドアフォンなんかも評価対象です。
→ 天井付けの方もいるけど、低燃費住宅に住んでいる方は壁付けエアコンの方がほとんどの気がする。
それに、床暖房付けなくても暖かいらしいから、冷暖房関係は評価されないって事か☆
屋根の軒の長さや庇は評価対象という事ですが、外部ブラインドやシェードって評価されるですか?
壁付けエアコンのように、外付のブラインドシェード、室内カーテンなど
取り外しができる物は評価対象外です。
→ 固定資産税対策という点だけで考えるなら、
日射遮蔽を行うのは軒を出したり庇をつけるよりも外部シェードなどの方が良いのかな。
他にもいろいろ聞いてみたかったけれど、聞けなかったことがたくさん。
という事で、「木造家屋再建築費評価点基準表」という表を確認してみました。
いや~、評価対象の項目だけじゃなくて補正項目なんかもあって自分では計算できませんね、これは
我が家は、 木造だから鉄骨・鉄筋などより評価は
片流れ屋根だから、評価は
屋根勾配は3/10だから、評価は
軒の出が大きいから、評価
建物の凸凹が少ないから、評価は
内壁、クローゼット内、天井みんなルナルナ使用だから、評価は?
無垢床だから、評価は
フルハイトドアは、評価が?
ヴェントサン(24時間換気システム)はダクトがないから、評価は?
バルコニーはないから、評価されず。
庇あるし、階段は2か所あるから、評価
トイレは2か所、洗面・手洗いも多いから、評価
う~ん、我が家は結構評価が高そう、、、。
それに、どの項目に当てはまるのかがよくわからない仕様もありますし。
● アルセコ外壁ってどれなんだ?
● セルロースファイバー断熱材は?
固定資産評価基準解説(家屋編)¥5500を見ればわかるのかな?
でも、高いしな、、、、。
こうなったら答えを見るしかないですね
固定資産税は、3月31日に評価額が決定し、4月中旬から納税通知書が送付されるそうです。
納税通知書には税額などしか書かれていないため、
家がどう評価されたのかどうかは、固定資産評価の明細を確認しないといけません。
この評価明細は、4月1日~30日(平日のみ)に、納税者は市役所の担当課で閲覧できるそうです
見てみたい~~~~~。
実際の購入した金額より評価額が高かった場合、
「評価の高い家が安く手に入ったぜ〜い!」
って思われる方もいるかもしれません。
が、固定資産税は毎年支払わないといけない税金です。
評価額が低い方が税金が安くなるわけで、
評価は低い方がいいのかな、って私は思います。
ま、そんな事あるのかはわかりませんが。
低燃費住宅は手間がかかるから、ローコスト住宅などに比べたら評価は格段と高くなるはずです。
でも、めっちゃ性能がいいのに、
同じくらいの性能を謳う他の住宅に比べて評価が低そうな気がするんですよね。
気のせいかな。
我が家の評価、そして低燃費住宅がどんな風に評価されているのか早く詳細を見てみた〜い。
早く来い来いApril
最後までお読みいただきありがとうございました
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