2018年06月16日

【仁】 安心・安全な家づくり~収納編~

前々回は、設計段階における安全対策について、
前回は、安全対策も考慮して決定した設備についてでした。



今回は、この他に考えた安心・安全対策(収納編)です。

本棚
家を建てるなら、リビングかダイニングに本棚が欲しい!と昔から思っていました。
転倒防止を考えたら、、、
造り付け本棚?
天井までの突っ張り本棚?
市販の本棚+地震対策グッズ?

いろいろ考えた結果、
家具屋さんに本棚をオーダーすることにしました。

お願いしたのは、
静岡で木製キッチン・家具を企画製作するスタンダードeさんです。

【仁】 安心・安全な家づくり~収納編~

本棚が転倒しにくいように、下の方の奥行を長くしてもらいました。
本が倒れてきにくいように、棚板が奥に向かって下がるようにしてもらいました(下から3段まで)。
本が落ちてきにくいように、棚にアイアンバーをつけてもらいました(上3段)。
本棚の上にヴェントサン&エアコンが設置できるように、高さを変更してもらいました。

目指す本棚の画像や、入れたい本の大きさなどいろんなことを伝えたんですが、
私が思い描いていた以上の素敵な本棚を作って下さいましたface23

子どもたちがダイニングで辞書や図鑑で調べ物をしたり、地図を広げたり、お気に入りの本を読んだり、、、
本棚をお願いしてよかったな、って思いますemoji02
まあ、本棚のほとんどはマンガばかりが並べられているんですけどねface15


可動棚収納

設計編で、収納は折れ戸か引き戸でお願いした、、、
と言いましたが、
価格を抑えるためや収納サイズなどの関係で、扉がついていない場所や開き戸の場所もあります。

そんな場所も地震対策をしてみました。
ただ、どのくらいの効果があるかはわからないのですがemoji06

【仁】 安心・安全な家づくり~収納編~
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画像はキッチンの収納棚なんですが、ロールスクリーンをつけようと扉をつけませんでした。
と言っても、いまだロールスクリーンは付けておらず。
使い勝手がいいからこのままつけないかもしれませんface15

可動棚の地震対策としては、、、
基本的に重たいものは下、軽いものは上。
収納ケースは落下防止として、手前にジェルマットをつけた。
(ケース内の物を取り出すときは、手前を上に持ち上げてケースを引き出します。)
家電の下に滑り止めマットを敷いた。
奥側の棚受けを手前側よりも一つ下に設置し、棚を少し斜めに傾けた。

(私の目線より上で落下防止対策をしていない場所など)
です。



なんやかんや地震対策として偉そうにいろいろお伝えしてきましたが、
我が家もまだまだ未対策の場所がたくさんありますface24
冷蔵庫・食器棚などの転倒防止(まだかいっ!!)、
玄関収納内・WIC内・階段下収納内などの収納物の落下防止、
花瓶やインテリアなど置物の転倒・落下防止、
さまざまな家具・収納棚の滑り防止などなど。

他の方々がどんな対策をしているのか、教えてくれないかな~face12



さてここで、
以前「家庭の地震対策」について現役消防士さんからお話を聞く機会があったので、
私がすごく印象に残っているお話しを紹介したいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「どんなものをどれだけ備蓄したらよいですか。」
「どんな地震対策をしたらよいですか。」
という質問を受けました。

水・食料など蓄えておくことも大切だと思います。
ですが、ここで覚えておいて欲しいことは、
備蓄品は、命があってこそ生かされる!
まずは命を守ることを考えなければいけない!!

ということです。

では、どんな対策をすべきか?ですが、それは家庭や災害発生の状況によって変わってきます。
家にいる時、外に出ている時、
"今地震が起きたとしたら、自分の命・子どもの命・家族の命をどうやったら守れるか"ということを常日頃からシュミレーションしておくことがすごく大切です。
そうすることで、どんな対策をしておいた方がいいのか、が見えてきます。

地震やその他の災害が起きたその時、すぐそばに僕たち消防士がいてすぐに助けてあげられるわけではないんです!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

地震に関わらず、災害対策に対する考え方を変えてくれた講演会でした。

皆さん、
家=住まいというだけの考え方から、
家=命を守るもの、健康を守るものという考え方もしてみませんか?

地震の多い日本。そして、いつ起こるかわからない大地震。
それでも、家や家具の下敷きになって、、、、なんて話を聞かなくなる日が来てくれることを願っています!!




おまけ

【仁】 安心・安全な家づくり~収納編~【仁】 安心・安全な家づくり~収納編~
我が家は扉の代わりに暖簾を設置している場所がいくつかあります。

賃貸の時には突っ張り棒をよく使用していましたが、
子どもが引っ張ったり重力だったりで時々棒が落下していました。
地震とはあまり関係ないかもしれませんが、
"頭を守る"という考えから、暖簾棒置きを大工さんに作製してもらいましたface13

設置してみての感想は、
お願いした自分ナイス
造ってくださった大工さんベリーベリーサンクス

ですface25


最後までお読みいただきありがとうございました196



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Posted by TK武田建築  at 15:42 │Comments(0)耐震家づくり

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