2018年06月08日
【姫】要注意!耐震について
こんにちは!
柴崎です。
前回のじんちゃんのブログにありましたが、
先週の日曜日は OB様感謝祭でした(^^♪
弊社では、日頃の感謝の気持ちも込め
春・秋にBBQパーティーへOB様をお呼びしています(^^)
(今回は春ではありませんでしたが)
帰り際には「秋の収穫祭も楽しみにしてるよ~!」と仰っていたOB様もいらっしゃいました!
嬉しい限りです(*^。^*)
次回も沢山の方にお越しいただければと思います♪
前日が運動会で、感謝祭当日は予備日になってる!というお宅がいくつかありまして
もし土曜日雨だったら、感謝祭には来れないとのことでしたので、
これは絶対晴れてもらわないと!と思い、てるてる坊主を吊る下げていましたが、
無事良い天気に恵まれBBQを行うことができました
参加してくださった皆さん全員に楽しんでいただけたかな。
そうであれば嬉しいです!!
また詳細をブログに書こうと思います(^^)
耐震について
前々回のブログで、じんちゃんから 質問がありました!
大変お待たせしました
質問①
低燃費住宅は実際地震に強いの?それはなぜ?
地震国であり、東海地震、南海トラフ巨大地震が恐れられている今、
お家を建てるうえで耐震性を重視される方が多いようです。
そりゃそうですよね。
熊本地震でも沢山の家が倒壊していましたし・・・。
もうあのような光景は見たくありませんね。
そこで、低燃費住宅は地震に強いのか?
低燃費住宅は一つのテーマとして『長持ちする家』があります。
その根拠がこれです↓
・緑の柱(防蟻防腐)
・結露しないので腐りにくい
・耐震等級3を標準としている
耐震等級とは?
建物がどの程度の地震に耐えることができるかを示す等級です。
(引用:https://wellnesthome.jp/802/)
等級1・2・3があり、
建築基準法の耐震基準を満たすには最低等級1が必要となります。(等級3が最高)
基本的に、
等級1の建物は一般住宅
等級2の建物は学校や公共施設に多く
等級3は消防署、警察署等災害時の救済拠点となる場所に多くあります。
等級1は『稀に起こる地震力に対して倒壊・崩壊しない程度』だそうですが、
熊本地震では、耐震等級1相当の2000年基準の住宅が全壊・倒壊したものがあったそうです。
低燃費住宅は 地震が起きた時、命を守るだけではなく、
その後の生活も守るために、耐震等級3を標準としています。
よく学校が避難場所になっていますが、学校よりも低燃費住宅の方が安全かもしれませんね。(笑)
冬も暖かいし・・・
じんちゃん質問②
「耐震等級3を取れます」っていうけど、どんなことをしているの?
構造計算
担当設計士の方がプランを出し、
専門の構造設計の方が許容応力度計算をして・・・というふうに並行して行っています。
ここで、
「そもそも、どんな建物が耐震性が高くなるのか?」
についてお応えします。
建物が軽い
地震の力は建物の重さによって決まります。
地震で発生する力を計算する式は
「層せん断力係数×当該階より上の建物の重さ=地震力」
となるため、建物自体が軽いほどに耐震性が良くなります。
一般的な感覚では重いほうが地震に強そうな気がしますが、逆です。
鉄筋コンクリート造や鉄骨造と比べても圧倒的に軽いのが木造の最大の特徴です。
つまり、しっかりと構造を検討して作ることで、軽量な木造は最も耐震性能を強化することができます。
(引用:https://wellnesthome.jp/802/)
また、2階建て以上の場合は、上部が軽い方が耐震性が高くなります。
(古民家の平屋は例外です)
低燃費住宅の屋根は、ガルバリウム鋼板を標準としています。
ガルバリウム鋼板は瓦に比べて1/8~1/9軽いので、その分耐震性が高まります。(共振の可能性が減ります)
(引用:https://wellnesthome.jp/check/)
じゃあ 日本家屋風なデザインしたいけど、瓦屋根にできないの・・・?
と思った方、ご安心ください(^^♪
瓦にすることは可能ですが、重くなってしまう分補強する必要がありますので
希望する場合は設計の段階で事前にお伝えしていただく形になります
筋交い
よく見学会で、「筋交いが沢山ありますね!」
と仰る方がおられます。
そう!地震対策には、筋交いは重要です
筋交いが必要だけど、壁は作りたくない!という時には
化粧柱などで敢えて筋交いを見せている場合もあります
しかし、耐震は壁だけでなく、水平方向【床】も重要になります。
例えば・・・昔よくあった一斗缶。
一斗缶は、フタがしまった状態では人が乗る頃ができるほど丈夫です。
しかし、フタを取った状態で角を押してみてください。
横にペチャッと潰れてしまいますよね。
これと同じです。
基礎
日本の一般的な住宅の寿命は約30年。
それに伴い基礎も30年の寿命となるような設計・施工がなされています。
低燃費住宅は100年目指す住宅ですので、基礎が持たなければ意味がありません。
そこで、100年以上持たせるような工夫をした基礎づくりをしています。
詳しくはこちら↓
100年住宅に必要なのは、100年以上もつ基礎づくり
また、コマーシャルでよくある、
『震度〇に〇回耐えた家!!』
と謳っているものがありますが、それって新築だからでは・・・???
例えば、そのお家に30年実際に暮らした後、実験をしたら如何でしょう?
性能が中途半端なお家は、結露により構造材が腐り、接合部分が無力化・・・
シロアリに侵され・・・
耐震性能は下がっている可能性が高いです。
耐震等級3で建築し、何年経っても変わらない性能であってほしいですよね。
低燃費住宅静岡は結露を起こしませんし、緑の柱(OP)によってシロアリにも強い。
接合部分も無力化しません。
そして耐震等級3ですので、安心です!
耐震等級3のメリット
耐震等級3を取得することで生まれるメリットは、
その地震保険が割引されることです。
昔から、東海地震がいつ来てもおかしくない!と予想されている静岡県は、保険料が特に高額です。。
耐震等級3の場合、50%割引されます。
(等級1は10%、等級2は30%)
ただですね・・・耐震等級3を取得するには申請料がかかります。
取得しない場合は『耐震等級3相当』の家となりますが、
申請すれば等級3を取得することはできる住宅に設計しますので、性能的には変わりありません(^^)
そこで、
耐震等級3を取得して割引された地震保険を支払う のと、
取得せずに地震保険を支払う のとどちらがお得なのか・・・?
ということが疑問に思うところです。
プランによっては異なってきますし、お客様の要望次第で変わってくるので
細かな計算はしませんでしたが、
一般的な値段で保険をかけるならば、
耐震等級3を取得した方がお得だと思います。
あくまで参考に
少し難しい内容でしたが、ご理解いただけましたでしょうか?
低燃費住宅は確かに地震に強い建物と言えます。
しかし、建物自体が丈夫なだけでいいんでしょうか?
家づくりの細かい部分においても、地震対策について考えてみませんか。
次回は、仁ちゃんが地震対策についてお話ししてくれます。お楽しみに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
柴崎です。
前回のじんちゃんのブログにありましたが、
先週の日曜日は OB様感謝祭でした(^^♪
弊社では、日頃の感謝の気持ちも込め
春・秋にBBQパーティーへOB様をお呼びしています(^^)
(今回は春ではありませんでしたが)
帰り際には「秋の収穫祭も楽しみにしてるよ~!」と仰っていたOB様もいらっしゃいました!
嬉しい限りです(*^。^*)
次回も沢山の方にお越しいただければと思います♪
前日が運動会で、感謝祭当日は予備日になってる!というお宅がいくつかありまして
もし土曜日雨だったら、感謝祭には来れないとのことでしたので、
これは絶対晴れてもらわないと!と思い、てるてる坊主を吊る下げていましたが、
無事良い天気に恵まれBBQを行うことができました
参加してくださった皆さん全員に楽しんでいただけたかな。
そうであれば嬉しいです!!
また詳細をブログに書こうと思います(^^)
耐震について
前々回のブログで、じんちゃんから 質問がありました!
2018/05/28
大変お待たせしました
質問①
低燃費住宅は実際地震に強いの?それはなぜ?
地震国であり、東海地震、南海トラフ巨大地震が恐れられている今、
お家を建てるうえで耐震性を重視される方が多いようです。
そりゃそうですよね。
熊本地震でも沢山の家が倒壊していましたし・・・。
もうあのような光景は見たくありませんね。
そこで、低燃費住宅は地震に強いのか?
低燃費住宅は一つのテーマとして『長持ちする家』があります。
その根拠がこれです↓
・緑の柱(防蟻防腐)
・結露しないので腐りにくい
・耐震等級3を標準としている
耐震等級とは?
建物がどの程度の地震に耐えることができるかを示す等級です。
(引用:https://wellnesthome.jp/802/)
等級1・2・3があり、
建築基準法の耐震基準を満たすには最低等級1が必要となります。(等級3が最高)
基本的に、
等級1の建物は一般住宅
等級2の建物は学校や公共施設に多く
等級3は消防署、警察署等災害時の救済拠点となる場所に多くあります。
等級1は『稀に起こる地震力に対して倒壊・崩壊しない程度』だそうですが、
熊本地震では、耐震等級1相当の2000年基準の住宅が全壊・倒壊したものがあったそうです。
低燃費住宅は 地震が起きた時、命を守るだけではなく、
その後の生活も守るために、耐震等級3を標準としています。
よく学校が避難場所になっていますが、学校よりも低燃費住宅の方が安全かもしれませんね。(笑)
冬も暖かいし・・・
じんちゃん質問②
「耐震等級3を取れます」っていうけど、どんなことをしているの?
構造計算
担当設計士の方がプランを出し、
専門の構造設計の方が許容応力度計算をして・・・というふうに並行して行っています。
ここで、
「そもそも、どんな建物が耐震性が高くなるのか?」
についてお応えします。
建物が軽い
地震の力は建物の重さによって決まります。
地震で発生する力を計算する式は
「層せん断力係数×当該階より上の建物の重さ=地震力」
となるため、建物自体が軽いほどに耐震性が良くなります。
一般的な感覚では重いほうが地震に強そうな気がしますが、逆です。
鉄筋コンクリート造や鉄骨造と比べても圧倒的に軽いのが木造の最大の特徴です。
つまり、しっかりと構造を検討して作ることで、軽量な木造は最も耐震性能を強化することができます。
(引用:https://wellnesthome.jp/802/)
また、2階建て以上の場合は、上部が軽い方が耐震性が高くなります。
(古民家の平屋は例外です)
低燃費住宅の屋根は、ガルバリウム鋼板を標準としています。
ガルバリウム鋼板は瓦に比べて1/8~1/9軽いので、その分耐震性が高まります。(共振の可能性が減ります)
(引用:https://wellnesthome.jp/check/)
じゃあ 日本家屋風なデザインしたいけど、瓦屋根にできないの・・・?
と思った方、ご安心ください(^^♪
瓦にすることは可能ですが、重くなってしまう分補強する必要がありますので
希望する場合は設計の段階で事前にお伝えしていただく形になります
筋交い
よく見学会で、「筋交いが沢山ありますね!」
と仰る方がおられます。
そう!地震対策には、筋交いは重要です
筋交いが必要だけど、壁は作りたくない!という時には
化粧柱などで敢えて筋交いを見せている場合もあります
しかし、耐震は壁だけでなく、水平方向【床】も重要になります。
例えば・・・昔よくあった一斗缶。
一斗缶は、フタがしまった状態では人が乗る頃ができるほど丈夫です。
しかし、フタを取った状態で角を押してみてください。
横にペチャッと潰れてしまいますよね。
これと同じです。
基礎
日本の一般的な住宅の寿命は約30年。
それに伴い基礎も30年の寿命となるような設計・施工がなされています。
低燃費住宅は100年目指す住宅ですので、基礎が持たなければ意味がありません。
そこで、100年以上持たせるような工夫をした基礎づくりをしています。
詳しくはこちら↓
100年住宅に必要なのは、100年以上もつ基礎づくり
また、コマーシャルでよくある、
『震度〇に〇回耐えた家!!』
と謳っているものがありますが、それって新築だからでは・・・???
例えば、そのお家に30年実際に暮らした後、実験をしたら如何でしょう?
性能が中途半端なお家は、結露により構造材が腐り、接合部分が無力化・・・
シロアリに侵され・・・
耐震性能は下がっている可能性が高いです。
耐震等級3で建築し、何年経っても変わらない性能であってほしいですよね。
低燃費住宅静岡は結露を起こしませんし、緑の柱(OP)によってシロアリにも強い。
接合部分も無力化しません。
そして耐震等級3ですので、安心です!
耐震等級3のメリット
耐震等級3を取得することで生まれるメリットは、
その地震保険が割引されることです。
昔から、東海地震がいつ来てもおかしくない!と予想されている静岡県は、保険料が特に高額です。。
耐震等級3の場合、50%割引されます。
(等級1は10%、等級2は30%)
ただですね・・・耐震等級3を取得するには申請料がかかります。
取得しない場合は『耐震等級3相当』の家となりますが、
申請すれば等級3を取得することはできる住宅に設計しますので、性能的には変わりありません(^^)
そこで、
耐震等級3を取得して割引された地震保険を支払う のと、
取得せずに地震保険を支払う のとどちらがお得なのか・・・?
ということが疑問に思うところです。
プランによっては異なってきますし、お客様の要望次第で変わってくるので
細かな計算はしませんでしたが、
一般的な値段で保険をかけるならば、
耐震等級3を取得した方がお得だと思います。
あくまで参考に
少し難しい内容でしたが、ご理解いただけましたでしょうか?
低燃費住宅は確かに地震に強い建物と言えます。
しかし、建物自体が丈夫なだけでいいんでしょうか?
家づくりの細かい部分においても、地震対策について考えてみませんか。
次回は、仁ちゃんが地震対策についてお話ししてくれます。お楽しみに。
2018/06/13
2018/06/15
2018/06/16
最後までお読みいただき、ありがとうございました!